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「5人の英雄」の現在の状況

2006年8月9日、アトランタ第11巡回裁判区控訴裁判所において、3人の判事による有罪破棄の判決が下されてから、ちょうど1年後、同裁判所の判事全員による法廷は過半数でその判決を却下し、有罪とした。 新たな裁判の申し立てを拒否し、他の論点の検討のため、再度3人の判事による審議(パネル)に、同件を差し戻す決定を下した。

評決に加わる権利を持つ3人の判事のうちの2人、ビルチ判事とクラビック判事は、同判決に反対し、「これは例外的ケースであり、その地域に潜在する偏見により公正な陪審が不可能であることから、裁判の場所の変更が必要とされる」と繰り返し述べた。この判決で、アトランタ第11巡回裁判区控訴裁判所は、マイアミ地裁で弁護側の提出した裁判地の変更、新たな裁判の実施をもとめる動議を拒否し、その判決を追認した。

アトランタ第11巡回裁判区控訴裁判所の下した判決は、マイアミの暴力と威嚇が支配する環境を考慮していない。最近そこで起きた数々の出来事について、その地の地方紙に掲載された内容も考慮していない。それはキューバに対するテロ行為のための武器の保管倉庫の摘発、何ら罪の意識なしに自分達の悪事を認めるテロリスト達のあからさまな発言、キューバについての絵本出版の禁止などである。これらすべてはマイアミが、5人に対して公正な偏りのない裁判を実施できない唯一の場所であることを証明している。

「この判決は本件の最終的なものではない」とアメリカ人弁護士レオナルド・ウエイングラス氏は強調した。アトランタ第11巡回裁判区控訴裁判所が3人の判事パネルの判決を覆したことについて意見を述べた時のことである。以前の3人の判事による審議では、この件の裁判実施地としてのマイアミの敵意性を認識し、新たな裁判の実施を命じ、かの地に収監されている反テロ闘士の5人のキューバ人に下された刑を無効としていた。

5人の弁護側はアメリカ合衆国最高裁判所に上訴することもできるが、「もし最高裁に持ち込むと、上訴申し立て書の作成に90日かかる。それから政府(検察)は応えることも拒否することもできる。その後裁判所の決定を待たなければならない」とウエイングラス弁護士は述べている。アトランタ第11巡回裁判区控訴裁判所の出した見解は120ページの文書で、そのうち69ページはウイルソン判事に代表される多数派のもので、その他はビルチ判事を代表とする少数派のものである。

「我々が最高裁判所に持ち込まないことにすれば、問題は3人の判事パネルに戻るので、再度これら9点について申し立てるのにどのように取り組むべきかを見極めるには、このパネルの見解を待たなければならない」。ウエイングラス氏はそのように述べ、「まだこの裁判には長い道のりが残っている」とした。ニューヨークの弁護士(ウエイングラス氏)は弁護側は「かつてのフロリダ連邦検事であるウイルソン判事の決定にひどく落胆した」と述べた。

5人に対する裁判は引き続き長びくだろう。何時にもまして今こそ、9月の月を、特に9月12日(5人が拘留されてから8年目)以降を、アトランタ控訴裁判所での最近の決定への反対を訴え、説明し、普及し、連帯する特別期間と
すべく更なる努力が必要とされる。

9月21日、ワシントンでアジェンデ大統領政権の外務大臣であったオルランド・レテリエルがキューバ系のテロリスト達に暗殺されてから30年目になる。その日が来ても、フェルナンド・ゴンサレス(5人の闘士のうちの1人)は牢獄にいるだろう。フェルナンドの罪は何なのか。オルランド・ボッシュのグループに潜入し、本来はFBIがすべきだったことをしただけなのだ。FBIはボッシュがオルランド・レテリエル暗殺の決定に加わったことを知っていたが、30年にわたり、誰も一度として彼を司法の手に委ねたことはなかった。

連帯月間は10月6日、キューバ航空機が爆破され73人が犠牲となってから30年目の日に終わる。その首謀者はマイアミの街を自由に散策するオルランド・ボッシュ、移民問題で拘留されてはいるが、アメリカ政府の庇護を享受するルイス・ポサーダ・カリレスである。

2006年9月

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